ビタミン・ミネラルはひとつのチーム。まとめて摂るとより効果的です。

 ビタミン・ミネラルは、チームで連携して助け合いながら働いています。例えば、ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群は、炭水化物の代謝の各ステップに関わっていて、ひとつでも足りないと代謝がうまく行きません。

 また、ビタミンCとビタミンEを一緒に摂ると、細胞膜にあって酸化したビタミンEをビタミンCが元に戻し(還元)、ビタミンEの機能を復活させるという好循環があります。ビタミンDがビタミンAの吸収を助ける、ビタミンAはビタミンCを酸化から守る、など同じビタミン同士、持ちつもたれつの関係でそれぞれが働いています。

 ビタミンとミネラルの連携も同様です。ミネラルの大きな仕事の1つに「ビタミンの働きを助けること」があります。たとえば、亜鉛はビタミンA、リンはナイアシンの吸収を助けます。ビタミンB群の多くは、マグネシウムがないと仕事をすることができません。カルシウムはビタミンDがなければ体内に吸収されず、鉄はビタミンCと一緒に取ると吸収が高まります。


「メガビタミン」という考え方に基づく商品設計

 日本のサプリメントの多くは、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」から算出された「一日あたりの栄養素等標準基準値」をもとにサプリメントに含まれる栄養素の量を決めています。しかしこの数値は、健康な人が病気(欠乏症)にならないための「最小限の量」です。

 私たちのカラダの作りはDNAが一人ひとり異なっているように個人差があります。従って、作られる酵素タンパクも、個々のタンパク質を合成する能力も、その際に必要とされるビタミンの量も個人によって全部異なります。また、病気の人と健康な人でもビタミン(補酵素)の必要量は違ってきます。でも、どのビタミンがどこのタンパク質合成で足りていて、どこで不足しているかは誰にもわかりません。それならば、大は小を兼ねるで不足のないようにビタミンを多めに摂ろうというのが「メガビタミン」の考え方です。

 これは、日本ではじめて「分子栄養学」を提唱した故・三石巌博士の「ビタミン・カスケード(図表3を参照ください)」理論や、「分子矯正医学」を提唱した故・ライナス・ポーリング博士(ノーベル賞受賞)の「メガビタミン療法」に基いています。(尚、メガビタミンでは、ビタミンには個人差があるが、ミネラルにはそれがなく、また、体内で分解されないためその必要量は小さいとしています。)

 琉球温熱の「マルチビタミン・ミネラル」はそのような考え方をベースに、ビタミンの配合量を大幅にアップ(注4)し、ミネラルをバランスよく配合しています。(詳細は「マルチビタミン・ミネラル栄養素量一覧表【PDFファイル】」をご覧ください)

注4)マルチビタミン・ミネラルに含まれる栄養素の量は、厚生労働省の食事摂取基準の耐容上限量を超えるものではありません。

抗酸化作用を持つビタミン・ミネラル

 私たちが呼吸によって体内に取り入れた酸素は、エネルギーを産生する過程で、そのうち約2%が活性酸素になるといわれています。活性酸素は殺菌力が強く、体内では細菌やウィルスを撃退する役目をしていますが、増えすぎると正常な細胞や遺伝子をも攻撃してしまいます。癌や老化、生活習慣病の主な原因ともいわれ、その抑制や除去が健康維持の大切なポイントとなります。

 私たちの体内には活性酸素を分解する酵素(活性酵素分解酵素)があり、また、抗酸化物質を直接利用することによって、細胞を活性酸素から守っています。そして、ビタミン・ミネラルは、活性酸素分解酵素の補因子として、また抗酸化物質としても働きます。  主な抗酸化物質には、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB2、セレンなどがあり、銅、亜鉛、鉄などのミネラルは活性酸素分解酵素の補因子となって働きます。


ビタミン・ミネラル以外の抗酸化物質を配合

 また、更に抗酸化力をアップするために、ビタミン・ミネラル以外にも、抗酸化作用が期待できるビタミン様作用物質(ビタミンと同じような補酵素の働きをする栄養素だが体内で合成できるもの)の「イノシトール」や、植物由来の抗酸化物質である「ファイトケミカル」に分類される「βカロテン」、「リコピン」、「ルテイン」を製品に加えました。

 イノシトールは抗酸化作用に加え、脂肪肝や動脈硬化の予防、神経細胞の働きを助ける、髪の健康を保つなど幅広い働きを持ちます。また、βカロテンには強い抗酸化力があり、体内で必要量に応じて必須ビタミンである「ビタミンA」に変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。リコピンには抗酸化作用、血糖値を下げる、動脈硬化の予防、ダイエット効果などがあるといわれており、ルテインは強い抗酸化力で紫外線などによる目の酸化を抑え、目の健康を守る働きがあります。


栄養成分表示:4.5g(15粒)あたり

栄養成分

エネルギー

13.5kcal
たんぱく質0.12g
脂質0.35g
糖質1.64g
食物繊維1.17g
ナトリウム0.63mg
ビタミン・ミネラル
ビタミンB154mg
ビタミンB249.5mg
ナイアシン31.5mg
パントテン酸43.7mg
ビタミンB632.4mg
ビタミンB1299μg
ビタミンC765mg
ビタミンD23.4μg
ビタミンE126mg
葉酸400μg
ビオチン247.5μg
カルシウム121.5mg
マグネシウム221.9mg
ミネラル・他
カリウム37.6mg
リン58.5mg
7mg
亜鉛16.7mg
1.62mg
マンガン1.8mg
セレン67.5μg
クロム112.5μg
ヨウ素40μg
イノシトール25.6mg
β-カロテン7,290μg
リコピン3.2mg
ルテイン0.9mg
エネルギー 13.5kcal
タンパク質 0.12g
脂質 0.35g
糖質 1.64g
食物繊維 1.17g
ナトリウム 0.63mg

原材料

難消化性デキストリン、酵母、結晶セルロース、ビタミンC、β-カロテン、酸化マグネシウム、焼成カルシウム、ビタミンE(α-トコフェノール)、ステアリン酸カルシウム、ビタミンB12、二酸化ケイ素、塩化カリウム、トマト色素、ビタミンB1、ビタミンB2、パテトン酸カルシウム、ビタミンB6、ナイアシン、イノシトール、ビタミンD、マリーゴールド抽出物、葉酸、ビオチン

栄養機能性食品表示

  • ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

取り扱いの注意

  • 開封後はなるべく早めにお召し上がりください。万一、体質に合わない場合はご使用を中止してください。
  • 本品は天然由原料を使用しておりますので、色調・臭い等にばらつきが生じる場合がございますが、成分・安全性には問題ありません。
  • 原材料をご確認のうえ、食品アレルギーのある方はお召上がりにならないでください。
  • 医薬品を服用中あるいは通院中の方、妊婦および授乳中の方は医師にご確認の上、お召し上がりください。
  • 小児の手の届かない所に保管してください。
  • 直射日光、高温多湿な場所は避けて保管してください。空気中の水分を吸収し色調に変化が生じる場合がございますので注意してください。
  • 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
  • 本品は特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
  • 食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。